食塩フリー＆国産米使用の白瀧酒造の「純米料理酒」│白瀧酒造蔵のうちそと

雪解け水で醸した優しい料理酒

コロナ禍で自宅での食事が増えた人たちへの暮らしに寄り添う商品を造れないかという想いから、
一部の商品に使っていた「白麹で造る日本酒」に着目し、自宅で料理を楽しんでもらえる「料理酒」を開発することに。

通常は焼酎造りに使われることが多い白麹で日本酒を造ると、クエン酸を多く含む酸味のある日本酒ができます。
この日本酒を料理に最適な状態に調整したところ、クエン酸値が当社清酒比（※）12倍となりました。
（※：当社清酒に含まれるクエン酸の平均値と比較）

そのままテイスティングすると爽やかで甘酸っぱい味わいのお酒ですが、料理に使うと素材の邪魔をせず、
おうちごはんがワンランクアップしたような味わいに。
魚の下ごしらえに使うと臭みが無くなり、肉料理に使うとクエン酸がお肉の筋肉繊維を緩め
柔らかくジューシーな仕上がりになります。

また酒蔵の料理酒ということで、原材料は米と米麹のみ！越後湯沢の雪解けの軟水で仕込みました。
食塩フリーなので、スイーツ作りにも重宝します。

雪解け水で醸した優しい料理酒

ラベルデザインについても新しい試みということで、地元のデザイナーさんに依頼。
新商品であることを日の出で表し、雪・水・米を線で表現するなど、細部までこだわりが詰まっています。
これまでの白瀧酒造のラベルとはひと味違う仕上がりになりました。

雪解け水で醸した優しい料理酒

さらに白瀧酒造らしさがぎゅぎゅっと詰まったこの料理酒をより多くの方に楽しんでいただきたく、
女子栄養大学平口ゼミ生の皆さんへレシピ考案を依頼。
え！こんな使い方もできるの？と私たちも驚きのレシピを開発していただきました。
（平口ゼミ：「食」と「農」を通した地域振興をテーマに活動しているゼミ）

9月上旬には料理酒チームメンバーで平口ゼミを訪問。
オンライン上でしか顔合わせできていなかったのですが、
今回のプロジェクトに参加してくれた4名の学生さんにようやく会うことができました。
実際に調理をする工程を見学しながら色々なお話しをさせていただきました。

飲んでも美味しい料理酒と聞き、その特徴を活かしたデザートレシピを考案してくれたり、
素材の下処理の方法を2種類用意し、どちらの方が料理酒がより馴染むか実験してくれたり、
電子レンジで簡単に作れるようにしてくれたりと、お客様目線で本当に熱心に取り組んでくれていたことに感激しました。

「雪解け水で醸した優しい料理酒」を使った学生考案レシピは下記のページにてご紹介。
お料理好きの白瀧酒造社員レシピも更新していきますので、お見逃しなく！

雪解け水で醸した優しい料理酒

そんな学生の皆さんも携わってくれた「雪解け水で醸した優しい料理酒」は、白瀧酒造直営オンラインショップと地元販売店で取り扱い中です。
料理酒で作ったお料理と白瀧酒造のお酒のペアリングもぜひお楽しみください。

とはいえ、私たちも初挑戦の料理酒です。
ご意見などありましたら、お気軽にコメントをいただけると嬉しいです。

それでは、「雪解け水で醸した優しい料理酒」をどうぞよろしくおねがいいたします。

白瀧酒造「初」の料理酒